近代デザインの父、ウィリアム・モリスが1861年にイギリス ロンドンに創設したモリス・マーシャル・フォークナー商会。「芸術と生活を統一化する」というアーツ・アンド・クラフツの精神と「人々の生活の質を向上させる」というモリスの想いは、彼の残したデザインとともに今も生き続けています。
オリジナルは1876年に発表の壁紙。鏡面対象にチューリップの花と葉を配置したグラフィカルなデザインです。「SIMPLY MORRIS」コレクションの新しいイエローの色合いはオリジナルに近い色合いでもあり、程よいビンテージ感を演出できるカラーバリエーションが揃いました。
1864年発表のモリスの初期三大壁紙デザインのひとつ。木の枝からぶら下がる熟したザクロといった果実や流れるように伸びゆく枝がデザインに深みを与えています。オリジナルのFruitは地に模様が入っていますが、SIMPLY MORRISコレクションでは地模様をなくし、よりクリーンでフレッシュな印象に仕上げています。
ウィリアム・モリス初期の三つの壁紙デザインのひとつである「ヒナギク」。様式化された花のモチーフは、大英図書館所蔵の中世の彩飾写本の挿絵から、モリスが研究した素朴でやさしい野の花のデザインです。
1901年ジョン・ヘンリー・ダールによるデザイン。これは彼がデザインした作品の中で最も人気のあったもののひとつでした。水中の植物の動きを捉え、アール・ヌーヴォーのしなやかな曲線の影響を示唆する自由に流れるような模様が特徴です。
1876年の初めに制作された、初期のウィリアム・モリスのファブリックデザインが基になっています。絡み合う葉や花のモチーフが、左右対称の模様で繰り返し描かれています。